「家紋を自分で作ってみた」の最新シーズンまとめの後半です。
前半はこちら。
では、いきます。
テーマ:家電
家電は、日用品などと比べると、時代に合わせその姿を変え続けるもので、より現代のカタチを表現していると思います。
現代感が出るテーマとして、今回は「家電」を選びました。
節電タップやお掃除家電
「節電タップ」は、節電というスマートなことをしている割には、少し邪魔で野暮ったいところが好きで、デザインしました。
交差する鷹羽紋のイメージです。
VHS、フロッピーからブルーレイ
VHSなど、記録メディアが多めです。
「お買い得ブルーレイ」はなぜこのような輪投げの形になったのか謎です。
結局このまま保管もできないし、なんだか自分で安かろう・悪かろうを表現したデザインのように見えて、面白いです。
完全ワイヤレスイヤホンなどが
「完全~」は、美しくできたと思います。
これはあえてモノを横にずらして配置することで、より美しいデザインにしています。
言葉にすると難しいので図説しますと、普通の配置ではこんな感じです。
これをずらして配置すると…
より間の抜けていない、密でシャープなデザインになったと思います。
形の流れとしても、一段複雑でよりデザイン的だと思います。
これを勝手に「横スライド技法」と名付けて、デザインに何か物足りない時に使っています。
ただスキマをなくしていくデザインなので、少しでも位置がずれると失敗します。
難しいものほど美しいデザインになることが多く、こんな感じで色々試しています(失敗もよくします)。
食べ物紋
テーマにしていなかったのですが、多く作っていたのでまとめてみました。
いちご大福など
「ダブルで出る」は、ディスペンパックと言います。
ダブルで出る技術は日本独自だそうで、ケチャップとマスタードが同時に出てくるのを見て、アメリカ人が歓喜したそうです。
そんなニッチな話に感動して作りました。
チョコモナカとか
「チョコモナカ」はもはや、SFの宇宙船のようなつもりで作ったので、それでうまくいったかと思います。
奥行き感といい、変な雰囲気を出せたと思います。
まとめ
前後篇、66紋でした。
「デザイン性」をテーマに、そればかり考えていたからか、普段見るような日用品の形によく惹かれています。
家電を含め、モノばかりなので、ちょっと全体が地味めになったなという、反省はあります。
ただデザイン性を持ち直して、バランスは確実に良くなっている気がします。
次回はより華やかで、面白く、美しくもある作品群にしていきたいと思います。
お楽しみに。