オリジナルで家紋を作っていて、それをジャンル別に紹介しています。
今回は、「犬」がテーマです。
新たに十数紋を加えた、「増補改訂版」です。
目次
散歩拒否犬
柴犬の、散歩を嫌がる様子を、家紋らしくデザインしました。
カタチ的には、引っ張っている紐のラインが美しくなるように、工夫しました。
黒柴と月に狼
黒い柴犬を使って、白と黒の絶妙なバランスのデザインを考えてみました。
あまりに黒色の率が多いと白と黒のどちらを見ればいいか、視覚的に混乱します。
誰が見ても黒柴に見える、かつ可愛い。そんなクオリティを目指しました。
月に狼
見たことはないけれど絵的にあるあるなイメージと、白黒で作る家紋デザインがうまく合致したなと思います。
ボルゾイやフレンチブルドッグ
ボルゾイやアフガンハウンドなど、長くシュッとした犬をうまく「組めた」かなと思います。
フレンチブルドッグは白も黒も捨てがたい。
そこを一つの円にうまくまとめられたと思います。
フリスビー犬
フリスビーキャッチの時の犬の動きの流れを生かして、輪っか状の綺麗なリズムができたと思います。
ビションフリーゼ など
ビションフリーゼをかなりデフォルメして、複雑な幾何学デザインに落とし込みました。
分かりやすさだけでは行き詰まるので、たまにこのような実験的なこともしています。
顔肉ダブダブの犬
顔肉ダブダブは、ブラッドハウンドです。
犬の家紋作りのために犬の勉強をしたりしますが、長い犬種作りの歴史の中でこの「ダブダブ」 に価値がついたわけで、人間って、何やってんだろうなと思います。
ナポリタンマスティフも深刻なダブダブで、一度見てみたい犬です。
ポメラニアン
これは伝統的な家紋の中でも、身分の差なく広く使われている「片喰紋」をモチーフにしています。
ずっしりして、シンプルな曲線でできている形が環状に3つ収まっていて、潔くて美しい形だと思います。
シンプルで美しい、家紋デザインを代表する一つだと思っています。
集いコリーなど
ちょっと細かいデザインに見える4つですが、集合して1つの形になっていたり、それぞれうまく収まっているかなと思います。
野生を忘れた犬
こういった、ちょっとした仕草もうまく捉えていきたいなと思います。
長らく人と共に生きてきた動物なので、そういうものは尽きないはずだと思います。
うまく拾っていけるようにしたいです。
まとめ
犬の家紋たちでした。
多様な形、性格をうまく発掘して、良いデザインが作れるよう精進したいです。
さらに良質な犬ワールドにしていきたいです。