小さいキャラクターで一つの絵に仕立てたボールペン画シリーズ。
今回のテーマは「鳥獣戯画」です。
相撲のカエル
前々からやってみたいテーマで、実際描いてみると、なかなかボールペン画とマッチしました。
元絵の魅力がすごいと思います。
今作はポストカード制作時に、こんなオマケも作りました。
「ウォーリーをさがせ」風です。
こういった楽しみ方を加えるのも良いかな、と思います。
草持ってるウサギ
今回の制作上の工夫は、テーマに沿ったキャラを入れることでした。
「カエル」ならカエルのキャラを、「ウサギ」ならウサギのキャラを、最初に考えて、先に入れました。
このようにまず、ウサギキャラの入った台本を用意して、
スキマに他のキャラを描いていきました。
これもおまけの「みつけてミニミニ」を作っています。
ウサギとカエルの相撲
新しい色も加えて、ちょっと鮮やかに仕上げました。
ただ、他の2作と比べ、何をやっている絵か、はっきり分からない出来になったかと思います。
元の台本データの段階で少し余計な線を省くべきでした。
まず何の絵かを分かりやすく。今後の反省に生かします。
一個一個のキャラは力を注いでいます。
というわけでこれも「みつけてミニミニ」付きです。
その他のウサ・カエルキャラ
と、いう訳です。面白いキャラだけど「かさばる」といった、独特の事情で不採用になっています。
まとめと鳥獣戯画について
記事を作るにあたって改めて、鳥獣戯画の本を読んでみました。
ですが、取り付く島もないというか、改めて謎しかない絵だということが分かりました。
誰が、どうして、誰に向けて作ったのか、根本的な所が謎のようです。
なので僕は、これは先人から頂いた「ギフト」と考えることにしました。
めいめいが、自由に楽しみ方を見つければ良い、純粋に楽しむためのもの、ということで良いのではないでしょうか。
日本史上に残る、偉大な面白い絵に触れて、鳥獣戯画三部作も楽しく仕上げられました。
またこういった可愛いモチーフでのボールペン画も、作っていきたいです。