【ボールペン画】鳥獣戯画

鳥獣戯画のボールペン画作品アイキャッチ

小さいキャラクターで一つの絵に仕立てたボールペン画シリーズ。
今回のテーマは「鳥獣戯画」です。

相撲のカエル

鳥獣戯画の蛙を使ったボールペン画作品

前々からやってみたいテーマで、実際描いてみると、なかなかボールペン画とマッチしました。
元絵の魅力がすごいと思います。

今作はポストカード制作時に、こんなオマケも作りました。

カエルのオリジナルキャラクターイラスト

「ウォーリーをさがせ」風です。
こういった楽しみ方を加えるのも良いかな、と思います。

草持ってるウサギ

鳥獣戯画の兎を使ったボールペン画作品

今回の制作上の工夫は、テーマに沿ったキャラを入れることでした。

「カエル」ならカエルのキャラを、「ウサギ」ならウサギのキャラを、最初に考えて、先に入れました。

鳥獣戯画のウサギ

このようにまず、ウサギキャラの入った台本を用意して、

鳥獣戯画のウサギ

スキマに他のキャラを描いていきました。

これもおまけの「みつけてミニミニ」を作っています。

兎のオリジナルキャラクターイラスト

ウサギとカエルの相撲

鳥獣戯画の蛙と兎の相撲を使ったボールペン画作品

新しい色も加えて、ちょっと鮮やかに仕上げました。

ただ、他の2作と比べ、何をやっている絵か、はっきり分からない出来になったかと思います。

元の台本データの段階で少し余計な線を省くべきでした。
まず何の絵かを分かりやすく。今後の反省に生かします。

一個一個のキャラは力を注いでいます。
というわけでこれも「みつけてミニミニ」付きです。

ウサギとカエルのオリジナルキャラクター

その他のウサ・カエルキャラ

ウサギとカエルのオリジナルキャラクター

と、いう訳です。面白いキャラだけど「かさばる」といった、独特の事情で不採用になっています。

まとめと鳥獣戯画について

記事を作るにあたって改めて、鳥獣戯画の本を読んでみました。

ですが、取り付く島もないというか、改めて謎しかない絵だということが分かりました。
誰が、どうして、誰に向けて作ったのか、根本的な所が謎のようです。

なので僕は、これは先人から頂いた「ギフト」と考えることにしました。

めいめいが、自由に楽しみ方を見つければ良い、純粋に楽しむためのもの、ということで良いのではないでしょうか。


日本史上に残る、偉大な面白い絵に触れて、鳥獣戯画三部作も楽しく仕上げられました。
またこういった可愛いモチーフでのボールペン画も、作っていきたいです。