家紋を自分で作ってみましたシリーズ、今回は干支です。
干支紋
子から巳
干支について考えるとき、一番厄介なのが辰と巳です。
他の動物はおおむね可愛いので、なんとかなりますが、この二つは…悩みます。
なので十二支というより、辰と巳をどうするかに、考えるエネルギーをまず集中させます。
家紋に限って言えば両者とも巴紋に形が近いので、それぞれ巴紋を参考にして、作ることができました。
なかなかデザインチックに作れました。
兎は九曜紋の変形種を参考にしました。
くびれなどを表現するより、そのまま、モフッと丸い形で勝負しようと思ったので、九曜紋にしました。
「うしザイル」は以前に書いた松紋の変形種です。
午から亥
「夢見シープ」は桐の紋の変形です。
貴族に広く愛され使われる有名紋ですが、形が複雑で今まで使ってこれなかったものです。
夢の使者である羊を、ちょっと空想が先行していますがこのようにデザインしました。
「がっちりガード」は皆でヒナを守っているイメージです。
織田信長の紋でも有名な五瓜を使いました。
瓜の実の切り口とも鳥の巣が由来とも言われているこの紋は、飛鳥時代の皇族の子孫が使用していた、とても由緒ある紋です。
古すぎて確かな由来はとんと分からないようです。
関心は高いものの、これも複雑で「がっちりガード」にしか使えていないです。
どこかでまたチャレンジしてみたいです。
エト候補だった者たち
子から午
「ロップイヤーズ」は耳の垂れ方をよく考えて作ったので、デザイン的に綺麗になりました。
「光琳三ツ松」のイメージが強く頭にありました。
未から酉
「笑う白フクロウ」とありますが、まぶしい時とかによくこんな顔になるそうです。
エト候補としては、ダルマに似てて縁起が良さそうです。
戌・亥
「ワンちゃんに骨」は長門三ツ星紋にうまく合わせられたかと思います。
点対称などでもないのに、バランスの良さでハッと魅せられる、不思議なデザインだと思います。
おまけ・縁起物
ダルマ紋は初期に作ったもので、初めて企業の方に使ってもらった思い入れのある紋です。

このサイトの上部の、ロゴにも使っています。
縁起、使いすぎでしょうか?
まとめ
干支たちでした。
「縁起の良さそうな家紋」というのも、見て頂いている方に喜んでもらえそうで、いいかもなと思いました。
干支紋、これからも進化させていきたいです。