オリジナルで家紋を作ってみたシリーズです。ジャンル別に紹介しています。
今回は、人っぽいけども人ではない、妖怪や幽霊など、フィクションの生物をテーマにまとめています。
カッパと天狗
日本の空想生物の有名どころです。
「川に河童」は菊水紋が元モチーフです。
楠木正成が天皇から菊紋を頂いた時、恐れ多いので、そこに水の流れのデザインを足したと言われている家紋です。
そういう奥ゆかしい美紋と知っていてカッパをあてるのですから、ただただ、失礼です。
カッパ家紋について
なんだか一人歩きして、表札の家紋に採用していただいたこともあります。
25年8月追記:なんと2件目、香取市加藤洲の民泊の宿「かっぱハウス」の暖簾に採用していただきました。
雰囲気バッチリに使っていただきました。
幽霊
三角巾が面白い、日本の幽霊などです。
貞子っぽい「テレビから出ます」は、うまくデザインとしてまとめられたなと思います。
家紋の枠から「はみ出す」という、新しい技を生み出した一品です。
古代エジプト
ファラオやアヌビス、メジェドまで、他の国はそうでもないのに古代エジプトはIPの宝庫だと思います。
独特の直角の感じ・真横を好む感覚を大事に作ったつもりです。
世界の妖怪
メデューサなど。
ハワイ土産のマカダミアナッツのパッケージに出てくるアレは、戦いの神「クー」というそうです
その他の妖怪
キョンシーは可愛いと思っていて、それがそのまま出た感じになりました。
あんまり需要あるのかわからない「餓鬼」も、存在感があって良い気がします。
宇宙人
グレイで四つも作りました。
「宇宙ぼくたち」は武田菱をモチーフにしました。
武田菱について
家紋はシンプルであればある程、家格が高いです。
武士における家紋の元祖は源頼朝ですが、家紋は、なし(または白一色)です。
トップは白地の旗に無印だから、それに対し部下は旗に何かしら柄を入れる、という訳です。
武田氏は平安末期からその名を知られ、四百年続いた武士の名門です。
武田菱のシンプルさも、当時の見え方・考え方から見ると余裕の表れ、王者の風格を感じられるかと思います。
「宇宙ぼくたち」は制作初期の頃に作ったものです。
その時期に作っておいて、逆に良かったなと思います。
こういうのは、今では恐れ多くてできないです。
UFO と UMA
未確認飛行物体と未確認生物です。
三連 UFO は三階笠をモチーフにしました。
最初に見た時から個人的には UFO にしか見えなかったものです。
まとめ
フィクションな生き物たちでした。
やんちゃで面白いものが出揃いました。
フザけながらも、「スカイフィッシュ」のようにちゃんとしたデザインにまとめるのが、意外に大変だったりします。
新作もちゃんと、しっかりふざけて、ちゃんとデザインとして着地できるように、頑張りたいです。
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