家紋を作ってみましたシリーズです。
今回もジャンル別にまとめました。
海獣
海のほ乳類のことです。
アシカ、アザラシ、などはくびれも首もないので、どれも形が丸いです。
海で泳ぐ時に水の抵抗を抑えるための「機能美」ですが、この丸さが家紋にあてはめやすいです。
家紋の方も円を基本としたデザインが多くあり、相性が抜群に良いです。
例示しますと、


といった具合です。
なので初期に作ったものは、紹介していないものを含め、結構海獣紋が多いです。
逆に言えば「あまり工夫をしなくても作れる紋」とも言えます。
それは、作家としては良くないので、今後は、「これは!」というものしか作らないと決めています。
しかし丸いデザインを見る度に、頭に一度「寝トド」がよぎったりして、海獣の呪いみたいなものと戦いながら、日々アイデアを練っています。
有袋類
オーストラリア周辺によくいる動物ですが、どれもユニークです。
おそらく、強力な肉食獣があまりいないことが、独特のユルさを生み出していると思います。
鳥ですが、「太り過ぎてて飛べないオウム」のカカポとか、何で生き残ってるか分からない動物がいます。
紋については、カンガルーは恰好の題材です。
ポケット、(そこに入る)子ども、寝姿、発達した胸筋、大きすぎる脚…、様々な要素が他の動物とは違い、取り上げやすいです。

「ケンカカンガルー」で、あの何とも緊張感のない味わいをうまく伝えられたので、この紋はちょっと気に入っています。
もう少し研究して、新しいカンガルー紋も作りたいです。
コアラももう少し種類を増やしたいです。
思えば、その可愛さばかり見て、その生き方もよく知らないですし、研究が足りなかった気がします。掘り下げていきたいです。
まとめ
以上、2つのユニークなほ乳類でした。
もとの動物の持つ可愛さに頼りすぎない、面白みの発見、がキーポイントだなと思いました。
精進していきたいです。