ジャンル別家紋まとめ、今回は植物です。
食虫、時にラフレシア
「ハエトリグサ」くらいアクションがあると植物モチーフも悪くないかなと思います。
動きも、動物のような愛嬌もあまりないので、植物紋は結構難しいです。
ですが個人的には好きなジャンルなので、果敢に挑んでいます。
「タンポポ」は初めて作った植物紋です。
小さな舌状花を一個一個配置し、執念を込めて作りました。
SNSでコメントをくれた方もいて、かなりヨシッ!となりました。
ただ、ものを作る上で、あまり念を込めすぎるのは良くない気がします。
歌のうまいベテラン歌手は、あえて気持ちを込めずに歌う、といいます。
そういう感覚は、僕は結構大事だなと思っています。
エノキやアスパラ
野菜とキノコでまとめています。
と、まとめたところで、キノコは植物ではないことに気付きました。
やっぱり苦戦していますね。野菜つながりで見て下さい。
「エノキタケ」は形状を含め、パッと浮かんだ紋でした。
稲紋のイメージが強くあったと思います。

環状の流れがあるし、全体も円でまとまっていて、綺麗なデザインだと思います。
うまくこの環の流れを使えたかなと思います。
果物
最後は少ないですが、果物紋。
形をちゃんと捉えれば、このジャンルも悪くないと思います。
ここで言いますと、もとの家紋は、その大半のデザインが植物紋です。
なのですでにデザインされたものが多く、なかなかそこも難しいです。

(左上からリンドウ、笹、ツタ、キキョウ、カタバミ、フジ。)
家紋に植物が多いのは、その数学的バリエーションの多さが理由だと思います。
花びらにしても1~8枚まで奇数も素数もあります。
僕は特に5の倍数ずつ葉っぱを増やしていく、トウダイグサ科が好きです。

5本足の猫とか、動物に5はほとんどない数字です。
コレを見つける度、なぜ5を選んだのか、5の謎について思います。
まとめ
植物やキノコ、野菜でした。
苦戦はしつつも植物紋を作りたいのは、やはり昔からある家紋の歴史に挑戦してみたいことと、植物が日本文化の源流にあると思うからです。
日本に住んでいる外国の方が「日本は、土の文化だ」と言うのを聞いた時、僕は「そうか!」となりました。
畳や正座で座るなど、日本人は地面に近い場所で生活し、文化を育んできたと思います。
その土の源である植物に対し、昔から尊敬の念を抱いていた気持ちを、大切にしたいです。
だから、なるべく楽しい形で、植物もイイよね、となるような紋を作っていきたいです。
ネコ動画がバズってオモロイと言われるようなことを、植物でやりたい、というのが、僕の一つの夢です。