展示をする時用に、色々なグッズを作ってきました。
今回はグッズや、その制作過程のことなどを書いていきます。
ちょっと宣伝
今回紹介するグッズは Web ショップでも取り扱っております。
こういう宣伝はあまりしないつもりですが、すいません。
>BASE または >Booth
なぜ、作るのか
僕は、「作品」と「人」をつなげるものとして、グッズは大事なものだと考えています。
ただ作品の入ったポストカードを置くだけでも良いですが、グッズの方がより生活の中に入り、広がりを見せる、良いものだと思います。
作り手としては、自分の作ったものが、お金をいただくような価値を持つものだと知れて、今後の努力にも繋がっていきます。
自分の作った作品を深く知るためのアプローチとして、重視しています。
好評いただいたグッズ
現代家紋全集
本好きもあって、本をよく自作しています。
この「現代家紋全集」は、本当にあるような家紋の本にしよう、と考え作りました。
まず「和とじ」という、昔の日本のとじ方を採用しました。
刺繍糸で手縫いしているのですが、この和の本の雰囲気はなくてはなりません。
また、紙もこだわりました。
和紙なのですが、にじみを出しつつも、見にくすぎない、ギリギリにじむ紙を、いくつか試して選びました。
中身の枠の線も、実際の江戸時代の本を参考にして作りました。
こうしてしっかり和の本の雰囲気を出せていますが、中身は「ねこ桜」みたいにゆるい家紋ばかりです。
うまくギャップを出すことに成功した本かなと思います。
しかし、印刷から製本まで一から作っているので、どうしても少し高価になってしまうことが、唯一の申し訳ない点です。(実際よく展示で謝っています)
ちなみに、内容だけでしたら無料公開していますので、こちらをご覧頂ければと思います。
>現代家紋まとめサイト
現代家紋クリアファイル3
1、2とご好評を頂いたクリアファイルの最新作になります。
作品点数が多いので、絵柄を入れる範囲が大きくて、そこそこじっくり見て楽しめるもの、として選んだグッズです。
実際に表・裏で合計96紋が収録されています。
「世界の国旗」や「恐竜」といった、学習もできる文房具のような趣も出せたと思います。
最新作に関しては、2の発表から3年間作品をためて、満を持して作ったのが良い点です。
1、2の時より見やすさ、見るリズムの良さを考えて作りました。
表・裏でおもに「可愛い紋」と「面白い紋」に分けて載せています。
家紋手ぬぐい
以前紹介もしました、手ぬぐいです。
90×35cmという絵のキャンバスにはあまりないサイズで、イメージをつかむのに苦労しましたが、藍色一色でも見劣りしない、ちゃんとした和雑貨が作れました。
相性勝ちだと思います。
デザインデータだけ作って、製作は西口商事様にご依頼しています。
質の良い手ぬぐいを作って頂いて、いつも感謝しかないです。
まとめ
というわけで、作っているグッズの紹介でした。
セルフプロデュースの面でも、勉強させてもらえる点が多いので、これからも良いグッズを作っていけるように頑張りたいです。
頂いた感想などをもとに、良いリターンを返せるように、そしてなるべく安価な形になるように、発表できたら良いなと思っています。