オリジナルで作った家紋デザインの、新作を紹介しています。
テーマごとに並べています。
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現代
前回も好評でしたし、やっぱり「伝統と現代のギャップの面白さ」が1つのテーマなので、たくさん作っています。
置き配
「置き配」自体は考えていましたが、家紋らしいこういった配置は工夫しました。
「ムササビスーツ」も中心に収束するような、良いデザインにできたと思います。
「バランスボール」のようになるべく円や枠を使わずに、モノ自体で美しいデザインを目指す、というのが今回の裏テーマでした。
円で囲んだだけでも、実はそれっぽく見えるので、「円に甘えないデザインづくり」を目指したわけです。
見る側にはそんなに関係ない話ですが。
パチモン
普段から町にあるガチャガチャをよく見ます。
最近のガチャガチャからは、よりニッチを狙おうという熱意を感じられ、なんだかよく分からない「視点」をくすぐられます。
ただ、鬼滅の刃が流行してからは、そのパチモンのガチャガチャがよく出回っています。
本物よりかなり豊富なグッズ展開をしてますが、豊富だから何なのか、これもわからないです。
「フラッシュモブ」は、あえて今のタイミングで出したい、「コロナ前現代モノ」です。
今見ると、ちょっと複雑な気持ちになるモチーフを、またこれから増やしたいです。
ヒト
「今日から俺は」とか「シティポップ」とか、80年代の波が来ている気がしたので「聖子ちゃんカット」を作りました。
人は自由なはずなのに、型にはまります。
「人類の進化」の図は必ず真横ですし、「ソムリエ」は飲むポーズではなく嗅ぐポーズです。
そういった視点を、モノづくりに反映させています。
海の生き物
メンダコ
「メンダコ」は可愛いけれど、モチーフとしてはよくあるのでいまいちかなあと思っていましたが、意外と好評でした。
こういった紋の配置になってるケースはあまりないと言われました。
紋デザインの力、訴求力というのはこういうところにあるのかと、逆に勉強させられました。
「サメ映画」はダブルヘッドジョーズなど、意味もなくたくさん頭があるB級サメ映画で是非作ってみたくて、やりました。
ダンゴウオ
これから流行って欲しい魚です。人気になる前に作っておきました。
ダンゴウオはダイバーには人気がある、小さくて顔の可愛い魚です。
「ミノカサゴ」はもうそのままで、円に綺麗にハマると思ったのでそうしました。
アート
コロナ自粛中、美術の本を読みあさっていたので、今回初めてまとめる位の数ができました。
「モディリアーニ」の人物のナナメ感、細長さをよく捉えられたかなと思います。
「国芳ガイコツ」も思いきりのいいデザインにできたと思います。
歌川国芳の、相馬の古内裏が元ネタです。
まとめ
現代テーマからアートまででした。
前回から人モチーフに積極的になり、より身近な現代感が出て、伝わりやすくなったかなという手応えがあります。
では、続きはまた来週に。
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